日記

2025-08-31 18:00:00

師匠から聞いた話 #4「血縁がなくとも」

臥龍堂。春水(しゅんすい)です。

 

 

 

最近、墓じまいや

亡くなった後の葬儀や法要は必要ないと

考えている人が多い風潮がありますが

 

残された人たちに迷惑をかけたくないという思いからなのでしょうが

結果的にそれが不幸の元となることがあります。

 

そしてその現象は三代後に出ることが多い。

つまり、お孫さんたちが苦労をするということです。

 

 

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天中殺中に

頭の病気や頭の怪我、

がんが見つかった時

 

あるいは、誰かの年忌の年にあたる時には

 

「先祖の問題を疑いなさい」

と教わりました。

 

 

先祖の問題=年忌供養が行われていない

 

です。

 

 

年忌の場合は、

年忌が行われていな先祖と同じ病気になることがあります。

 

 

師匠の知り合いで

 

中学生のお子さんが目の病気に罹り、

大学病院で

「2年以内に失明をするだろう」

という診断を受けた方がいました。

 

 

家相的には問題なく

生年月日から見た(宿命的に見た)

体の弱点でもありませんでした。

 

 

そこで、師匠は

「目の病気」で亡くなった人がいないかを

調べてもらうことにしました。

 

 

それを伝えた時に

師匠は、おばあちゃんの態度に違和感を覚えたため

 

 

”おばあちゃんが嘘をつけない日”に

事情聴取をしてもらうことにしました。

 

 

すると、そこで出てきた事実は

 

”おばあちゃんは実は再婚だった”

という話でした。

 

それまで家族はその事を知らなかったそうです。

 

 

おばあちゃんが

最初に結婚していた旦那さんは

名古屋で空撃を受け

左目を撃ち抜かれて亡くなっていたのです。

 

 

おばあちゃんは最初の旦那さんが

亡くなった後、再婚をしました。

 

最初の旦那さんは

天涯孤独の身だったため

その方の年忌供養は

”誰も行っていない”

ということが判明しました。

 

 

中学生のお子さんの目の病気は

おばあちゃんの天中殺で発症していました。

 

 

その事実がわかったため師匠は

最初の旦那さんの「戦死者の供養」を

行ったところ

お孫さんの目の病気は完治したそうです。

 

 

以前の旦那さんと

お孫さんに直接の血縁はありませんが

その方が頼れるところがそこしかなかったため

お孫さんの病気という形で訴えるしかなかったようです。

 

 

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今、墓じまいや

亡くなった後に何もしなくてもいいと

思っている人は、こういうこともあると

知っていただきたいなと思います。